レッスン 目次 |
Lesson |
フォークダンスは伝えるダンス |
フォークダンスは、民族が伝承してきたダンスです。レク・ダンスやラウンド・ダンスのように振付けられた踊りをフォークダンスということもありますが、振付者一人だけが踊っているものをフォークダンスとはいいません。人に伝え、多くの人々と共有した結果、踊り継がれたものをフォークダンスといいます。フォークダンスは伝承ダンスです。全ての踊りは人から人へと伝わっていきます。ですから、聞いた通りのことを次の人に伝えることは、非常に重要です。そこが創作ダンスと伝承ダンスの大きな違いだと言えます。自分の考えで変えてしまえば、そこで伝承は終わりです。ヴァリェーションは作ってもいいのでしょうが、ベースはきちんと伝える必要があります。 |
仏教に、「如是我聞」という言葉があります。お釈迦様の弟子のアーナンダは、侍者としていつもお釈迦様の身近にいました。ですから、毎日のように行われる説法会のお話や個々の相談者への説教を、いつもお釈迦様のおそばで聞いていました。お釈迦様がお亡くなりになり、お釈迦様の説法、説教を出来る限り確実に残したいと考えた弟子たちは、アーナンダを中心に経典作成の会議を行いました。アーナンダが一番、教えを聞いていたからです。アーナンダは、一つ一つの教えを思い出し、その教えをみんなに発表する際に、「如是我聞」=「私はこのように釈尊から聞きました」と告げたと言います。自分の勝手な解釈ではなく、師匠(お釈迦様)の教えを聞いたとおりに伝えたのです。 |
この「レッスン」のコーナーでは、私が、講師・先生・先輩から習ったことで、役に立つと感じたことをご紹介します。ほとんどのことは、みなさんご承知のこととは思いますが、中には知られていないこともあるのではと思い、記事にすることにしました。つまり、私にとっての「如是我聞」を紹介いたします。 |
当然ではありますが、このブログに書かれていることは、万人に適応するものではなく、人によっては出来ない動きもあります。また、何らかの効果を保証するものではありません。参考程度に読まれて、共感したり、納得できることがあれば、ぜひ試されてみて下さい。 |
重要な用語 |
足と脚 |
足とは足首から先の部位であり、脚とは太ももから下を指します。しかし、一般的には足を脚の意味で使うことが多く、ここでも完全には使い分けしていません。 |
ターン・アウト |
脚を外方向に回して開くことです。股関節から回す様にし、膝とつま先を同じ方向に向けます。ダンスの場合、ターン・インすることは少なく、ほぼどの踊りでも多少のターン・アウトの状態で踊ります。ただし、無理なターン・アウトは危険ですのでお気を付け下さい。 |
(例)スコティッシュは90度に脚を開きます。これは、それぞれの脚を45度ターン・アウトした結果、両足が90度、開くことになります。 |
目 次 |
Lesson-1 立つ |
Lesson-2 拍子とリズム |
Lesson-3 支持脚と遊脚 |
Lesson- |
Lesson- |
Lesson- |
Lesson- |
Lesson- |
○立つということ |
○リズムをとるということ |
○支持足と遊足 |
○歩くということ |
●基本の練習 |
基本とは、フォークダンスの基本のことです。 |
○ホールドとポジション |
○足のポジション |
○カップル・ダンスのポジション |
○ステップの種類 |
○基本のステップ |
○ソロ・ターン |
○リードとフォロー |
●カップル・ターン |
○右手回り |
○ワルツ・ターン |
●リーダーシップについて |
○2009-06-25 一部変更 |
○2009-07-10-001 |