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Greece | |
国 名 | ギリシャ共和国 |
「グラエキ族」の意味。 | |
元来は、ヘラス人と自称するバルカン半島北部の種族でしたが、紀元前2000年頃南下し、種族名を国の名前として「ヘラス」としました。ギリシャという地名は、古代イタリア人で、アペニン半島に住んでいたヘラス人のグラエキ人をその国全体の民族だと勘違いして呼んだのが最初です。 | |
首 都 | アテネ |
人 口 | 1075万705人(2000年推計) |
面 積 | 13万1957km2 |
民 族 | ギリシャ人 |
言 語 | ギリシャ語 (公用語) |
宗 教 | ギリシャ正教 |
希 臘 |
Greece |
○ギリシャについて |
ヨーロッパ南部、バルカン半島の南端部およびエーゲ海の島々からなる共和国です。 1829年、オスマントルコから独立、王国となり、1924年共和国となりましが、 35年王制を復活、73年王制を廃し、共和国となりました。 船舶保有量では世界屈指の海運国です。 |
Dance |
●ギリシャ・ダンスの特徴 |
@チェーン・ダンスが主流。 A右端にリーダーが立ち、メンバーをリードする。 Bリーダーは、多くのバリェーションを行い、踊りに活を入れる。 C踊りには順番はなく、リーダー・コールによりバリェーションを行う。 Dカップル・ダンスは少ないが、島のバロス、マケドニアのカルシュラマスなどがある。 |
ギリシャは、面積でいえば日本の半分以下、人口は10分の1ほどです。 その狭い国土に多数のフォークダンスが伝承されています。 昔、スパルタの時代、格闘技と舞踊は男性たちの義務とされていました。 教育の場においても、初期教育は徹底して、格闘技と舞踊であったと言われています。 その事を受け継ぎ、ギリシャの人々は踊りを踊ることは生活の一部として定着しています。 どこの村にも、代々伝承されてきた踊りがあり、ほとんどの人々は村の踊りを踊ります。 踊りを専門的に踊る舞踊団や趣味のサークルなどに属さない限り、 他の村の踊りを踊ることはありません。 古くは、踊りに名称のないものが多く、ホロス(ダンス)という名前だけで十分でした。 近年になり、音楽家が旅をし、各地の音楽を奏でるようになり、 音楽に名前が与えられ、踊りにも名前がつけられました。 名前の付け方は単純で、「○○村の踊り」といった風に、 村の名前と踊りの種類を組み合わせて名前にする形式がほとんどでした。 また、同じような踊りが村によって名称が異なることも多かったようです。 |
ギリシャは、ローマ帝国やトルコの支配を受けてきましたが、 田舎の方は古くからの文化を受け継いでいます。 また、東ローマ時代からのギリシャ正教は、西ヨーロッパのカトリックの様に踊りを禁止することなく、 古くからの踊りを容認していたので、ギリシャの踊りは伝統のあるものが多く見られます。 |
ほとんどの踊りは、構成が単純なチェーンダンスです。 右端にリーダーが立つオープン・サークルが主で、ダンスの流れは、逆時計回りです。 リーダーは、単調な一連のステップの繰り返しに彩りをつけるため、 ターンやリープ、ジャンプ、スクワット、スラップなどを駆使して、踊り手たちの気分を盛り上げます。 |
酒場などでは、楽団にお金を払い、音楽を注文した者がリーダーになります。 リーダーは、みんなを方向的にリードすると共に、 みんなが基本的な動きをする時に即興的なバリェーションをする権利を持っています。 |
多くのギリシャ語の名詞には、語尾に「ス」がつきます。 この「ス」は、古代言語の主格語尾の名残で、ほとんどのヨーロッパ語で消滅しています。 アメリカなどでは、英語になおすとき、この「ス」を除くのが習慣なので チャミコスをチャミコ、シルトスをシルトーと言います。 |
●ギリシャの音楽 |
○音楽 [Mousike] |
ムジケ。 英語のミュージック [Music] の語源です。 しかし、Mousike とは、音楽と舞踊を指す言葉です。 つまり、古代よりギリシャでは、音楽と舞踊とは、切っても切れない関係にあったようです。 |
○ニシオティコ [Nisiotiko] |
「島の〜」の意味です。 |
エーゲ海の島々の音楽、歌のことです。 東ローマ時代の伝統を残し、それぞれの島で独自に発達した音楽です。 主に使われる楽器は、リラ 、 クラリネット 、 ギター 、 バイオリンなどです。 |
○レヴェチコ [Rebetiko] |
ギリシャの都市部の音楽です。 |
○ライカ [Laika] |
ギリシャのポップ・フォーク [Pop Folk] です。 初期は民族音楽風でしたが、最近は、ロック、テクノ、ラップの曲が流行しています。 日本で言えば、演歌のような感じでしょう。 |
○2009-06-26 |
○2011-03-04 書式変更 一部追加 |