●アメリカ在住のギリシャ人の踊り

●ネバー・オン・サンディー [ Never on Sunday ]
 最初はハサピコス・タイプの振り付けでしたが、後にミシルー・タイプとなり、そちらが定着しました。
 アメリカに移住したクレタ人達が、クレタ島のシルトスをミシルーに合わせて踊っていましたが、
 映画「ネバー・オン・サンディー」で使われた音楽が大ヒットしたことを機に、
 ミシルーの踊り方をこの曲にのせて踊りました。

 [音楽-1] Never On Sunday - Connie Francis
 [音楽-2] Melina Mercouri - Ta pedia tou Pirea
       〜映画「日曜はだめよ」より
 [動画] Never on Sunday・・・フィギュアが5つありますね。

●ミザルー [ Misirlou ]
 一般的には、「ミザルー」といいますが、原語では「ミシルー」と読みます。
 クレタのシルトスを元にアメリカで踊られたのが、ミシルー(ミザルー)です。
 第二次世界大戦後にピッツバーグに住んでいたクレタ人たちが、
 クレタのシルトスを踊りたくても楽団がクレタの音楽を演奏できず、
 仕方なくミシルーに合わせて踊ったのですが、リズムがS-Q-Q のため踊りの構成がずれてしまい、
 しかも、音楽がかなり遅いため、元の踊りの雰囲気とはかなり異なっています。