マケドニアのフォークダンスは、スタイルや振り付け、
 習慣などに関して、5つの地方に分類することができます。
 それは、ヴァルダル川流域の北部、東部、南部、南西部、西部です。




Makedonia
国 名 マケドニア旧ユーゴスラビア共和国
「マケドニア人の国」
マケドニア人の種族名の語源は、古代ギリシャ語のマケドス「背の高い」とされています。
首 都 スコピエ
人 口 203万5044人(2000年推計)
面 積 2万5713km2
民 族 マケドニア人、アルバニア人
言 語 マケドニア語、アルバニア語
宗 教 マケドニア正教、イスラム教




●マケドニアの踊りの特色
 @チェーン・ダンスが主流です。
 Aオープン・サークルの踊りが主で、右端にリーダーが立ちます。
 B複合拍子が多く、独特のためがあります。

 マケドニアのフォークダンスは非常に多く、しかも多彩です。
 踊りは、オープン・サークルのものが主で、隣の人との連手の方法には色々とあります。
 ダンスの名前は、地名、人名、ダンスの種類、ホールドの仕方、習慣などに由来します。
 フォークダンスは、休日・結婚式の時などに、通常、教会や家や学校の前、
 村の中央広場などで踊られています。

 マケドニアの民族楽器には、ガイダ(バグパイプ)、ズルラ、タパン、カヴァル、タンブラー、タラブカなどがあります。

 変則的なリズムが多いこともマケドニアの踊りの特徴で、その変則的なリズムが踊りをより個性的にしています。

リズムの例
 ○2/4
 ○3/4、3/8
 ○4/4
 ○5/16 (2+3) ・・パイドゥーシュコなど
 ○6/8
 ○7/8 (3+2+2) ・・レスノトなど
 ○7/16 (2+2+3)
 ○8/16 (3+2+3)
 ○9/16 (3+2+2+2)、(2+3+2+2)
 ○11/16 (2+2+3+2+2)、(3+2+2+2+2)
 ○12/16 (2+2+2+2+3)
 ○13/16 (3+2+3+2+3)
 ○18/16 (2+2+3+2+2+2+3)
 ○22/16(2+2+3+2+2+3+2+2+2)


●オロ [ Oro ]
 マケドニアのチェーン・ダンスのこと。
 ギリシャのホロス、セルビアのコロ、ブルガリアのホロと同様の言葉。

●チョチェク [ Cocek ]
 ロマの踊りと音楽のこと。
 19世紀前半より、バルカン半島全体で起こった音楽と踊りです。
 9拍子 QQQS or QQSQ 。

●パイドゥーシュコ [ Pajdusko ]
 ブルガリア発祥の5拍子の踊り。


●レスノト [ Lesnoto ]
 「平易な」という意味。
 7拍子のゆっくりとした踊り。

 ○Ajde Dali Znaes Pametis Milice

 ○Ako Umram Il Zaginam

 ○Biser Balkanski

 ○Bitola Moj Roden Kraj

 ○Eleno Kerko Eleno

 ○Jovano Jovanke

 ○Jugoslavijo

 ○Lihnida Kajce Veslase

 ○Lipe Cvatu

 ○Krusevo aber pristigna

 ○Makedonsko Devojce

 ○Oj Ti, Pile

 ○Pravoto Lesnoto oro
 ○Raspukala Sar Planina

 ○Zivela Jugoslavija