フランス |
France | ||
国 名 | フランス共和国 | |
「フランク族」の意味。フランクとは、投げやりのことで、投げやりを武器にするのでフランク族と呼ばれました。 | ||
首 都 | パリ | |
人 口 | 5912万8187人(2000年推計) | |
面 積 | 54万3965km2 | |
北海道の約2倍 | ||
民 族 | ゲルマン系フランク族、ケルト系 | |
言 語 | フランス語 | |
宗 教 | カトリック | |
仏蘭西 |
●フランスについて |
ヨーロッパ西部、大西洋と地中海に面する共和国です。 平野、丘陵地が多く、工業のほか果樹栽培などの農業が盛んです。 前2世紀ごろローマの属州となり、ガリアと呼ばれましたが、 民族大移動後、ゲルマンのフランク族が統一国家を形成しました。 いくつかの王朝を経て、17世紀にはブルボン王朝の下で、ヨーロッパの指導的国家となりました。 1789年のフランス革命によって共和制が成立、 以後ナポレオンの第一帝政、王政復古、第二共和制、ナポレオン3世の第二帝政、第三共和制、 第二次大戦後の第四共和制を経て、1958年から第五共和制をとっています。 |
●宮廷舞踊 |
宮廷舞踊は、フォークダンスではないという方もいらっしゃいますが、 ここでは、ルネサンス、バロック時代の宮廷舞踊を紹介いたします。 |
●ルネサンス時代 [ Renaissance ] |
ルネサンスとは、14世紀から16世紀に イタリアを中心に西ヨーロッパで興ったギリシャ・ローマ時代の文化を 復興しようとした運動とその時代を指します。 |
教会を中心にした中世的な世界観から離れ、人間性の解放、個性の尊重などを主張し、 政治・社会・宗教など多方面に影響を及ぼしました。 |
ルネサンス時代の踊りを知る手がかりとして有名なのは、 16世紀のフランス人、トワノ・アルボー [ Thoinot Arbeau ] (1520〜1595)が著した オルケゾグラフィ [ Orchesographie ] です。 |
●アルマンド [Allemande] |
フランス語で「ドイツ風」の意味です。 16世紀のフランスで踊り始められた2拍子の踊りで、 組になった男女が列を作って進みながら踊るダンスです。 |
●ヴォルタ [ Volta ] |
ガイヤルドと同じ種類の音楽によって踊られるカップル・ダンスです。 通常、ガイヤルドの後に踊られ、ターンとリフトによって踊られます。 |
エリザベス1世は、ダンスの上手な方で、特にヴォルタを好んで踊っていた様です。 |
●ガイヤルド [ Gaillarde ] |
または、ガリアルド [ Galliarde ]、英語では、ガリアードと言います。 起源はイタリアで、15世紀の初めにパリで踊られました。 |
意味は、「快活」で、文字通り快活な踊りです。 パートナーと組むことなく、ほとんど離れて踊ります。 |
速い3拍子の踊りで、2小節6呼間を単位に踊られます。 6呼間のリズムですが、基本的にはステップは5つです。 飛び跳ねるステップが主で、体重移動した際に逆足を前にのばして上げます。 |
ガイヤルド+パヴァーヌの組み合わせで流行しましたが、 後のアルマンド+クーラントの組み合わせが流行したため、すたれました。 |
●クーラント [Courante] |
3/2拍子あるいは、6/4拍子による、フランス起源の宮廷舞踊です。 |
ルネサンス後期から、バロックにかけて踊られていました。 クーラントとは、「ランニング」の意味で、全体的にリープによって踊られます。 |
●トルディオン [ Tourdion ] |
パヴァーム、ガリヤルド、アルマンド、クーラントなどと合わせて踊ることが多いようです。 |
●パヴァーム [ Pavane ] |
16世紀に流行した優雅な行列舞踊です。 ゆるやかな踏み踊りで、ヨーロッパ中で踊られました。 |
●バス・ダンス [ Basse danse ] |
16世紀に流行した宮廷舞踊です。 カップルの踊りで、ゆっくりと優雅な踊りです。 |
●ブランル [ Branles ] |
16世紀。 元は一般人の踊りでした。 |
2拍子系。 揺れるの意味、つまりブランコと同じ語源から。 通常、カップル単位でサークルになったり、ラインになって、ステップ・クローズを行います。 その後、跳ねるようなステップでサークル、蛇行により、時計回りに回転します。 |
ブランルには、4つのタイプがあります。 それは、シングル・ブランル、ダブル・ブランル、ゲイ・ブランル、そして、ブルゴーニュ人ブランルです。 |
イタリアでは、「ブランド」と呼ばれ、スペインでは、「ブラン」と呼ばれました。 |
●バロック時代 [ Baroque ] |
16世紀末から18世紀初頭。 |
ルネサンスからバロック初期までは、イタリアが中心でしたが、 その後はフランスが文化の中心となりました。 バロックという言葉は、18世紀の合理主義の文化人たちが、 過剰な装飾などを悪趣味であると評価してつけたもので、「いびつな真珠」という意味です。 20世紀になるまでは、侮辱的な言葉で用いられていたのですが、近代、再評価されています。 |
●ヴァルソヴィンヌ [ Varsovienne ] |
ポーランド発祥のマズルカ系の踊りです。 |
●ガヴォット [Gavotte] |
プロバンス地方の山岳民族ガボ族の民族舞踊から発展した踊りで、 16〜18世紀のフランスで宮廷舞踊として盛んに踊られました。 ガヴォットは、中庸のテンポの4/4拍子、ないしは2/2拍子の音楽で、 ガヴォット特有のリズムの特色は、小節の半ばかアウフタクト(弱起)に始まることです。 |
●カドリール [Quadrille] |
6/8拍子と3/4拍子を交互に使った音楽で、通常4組の男女がスクエア隊形になって踊ります。 17世紀末にイングリッシュ・カントリー・ダンスがフランスに渡り、 コントルダンスとなり、さらにフランス風に変化してカドリールとなりました。 カドリールは、18世紀中頃フランスを中心にヨーロッパ中で大流行しました。 |
●カナリー [ Canario ] |
スペインの自治州であるカナリア諸島を起源とする踊りです。 |
●コチロン [ Cotilon ][ Cotillion ] |
直訳すると「ペチコート」のことですが、「夜会服」の方がニュアンスが近いようです。 2組のカップルによる踊りです。 元々は、集まった男女が相手を変え、楽しむ踊りでした。 後のカドリール、スクエア・ダンスの前身です。 |
●サラバンド [ Sarabande ] |
●シャコンヌ [Chaconne] |
ゆっくりとした3拍子。 カップルが2列に並んで踊る品格のあるダンス。 1700年頃、フランスを中心にイギリス、ドイツにも広まっています。 |
●ダンス・フィセル [ Dans Fisel ] |
●ブレー [ Bourree ] |
フランス、オーベルニュ地方。 2拍子系の踊り。 17世紀に流行しました。 |
ガヴォットに似た踊りです。 |
●メヌエット [ Menuet ] |
3拍子のカップル・ダンス。 |
ルイ14世のダンス教師、ピエール・ポーシャンは多くの踊りを創作しましたが、 その中で一番のヒット作がメヌエットです。 それまでの舞踏会でのカップル・ダンスは、クーラントを踊るのが通例でしたが、 メヌエットの登場によって、主流はメヌエットになりました。 |
ポーシャンは、ダンスに熱心に取り組むルイ14世に仕えるとともに、 ダンスにおける5つの足のポジションを設定しました。 この足のポジションは、メヌエットの流行によってヨーロッパ中に知れ渡り、 多くのダンスに影響し、現在でもダンスの重要な基本となっています。 |
●ランサーズ [Lancers] |
2カップル1組で踊ります。 |
●リゴドン [ Rigaudon ] |
17世紀、南フランスのプロヴァンス地方を起源とする 2/4、 4/4 拍子の快活な踊りです。 |
●フォークダンス |
●アビニヨンの橋の上で [ Sur Le Pont d'Avignon ] |
日連紹介曲。 2/4 拍子。 |
フランス南部のプロバンス地方のアビニヨンの踊り。 |
●ゲイ・ミュージシャン [ Gay Musician ] |
日連紹介曲。 2/4 拍子。 |
パートナー不要のシングル・サークルの踊り。 |
●ジャバダオ [ Jabadao ] |
4カップルによるグループ・ダンスです。 日本FD界でも踊られています。 |
●ファランドール [Farandole] |
南フランスのプロバンス地方に伝わる6/8拍子の古い踊りです。 豊作を願う宗教行事を起源とする踊りで、リーダーを先頭に屋内屋外を問わず、 ジグザグ、蛇行、アーチ、渦巻きなど自由に陽気に遊び騒ぐ踊りです。 イギリスや北欧のロングダンスは、ファランドールから生まれました。 |
●ラ・ソヨッテ [ La Soyotte ] |
フランス農山村の伝統的なカップル・ダンスで、ソヨッテとは、「2人引きの鋸びき」の意味です。 |
●ラ・フリカッセ [ La Fricassee ] |
カップルのけんかと仲直りの様子を表現した踊りです。 基本的には、ショーティッシュで踊ります。 |
●ル・ジョワイユ・ザヴィエル [ Le Joyeux Xavier ] |
アルザス地方のマズルカの踊り。 ドイツに近い地方であるため、踊りもドイツ風です。 |
●ブルターニュ地方 [ Bretagne ] |
フランス西部の半島。古くからケルト人の支配地でアルモリイカ「海岸地方」と呼ばれていました。 5世紀頃、アングロ・サクソン人の圧迫から逃れて、 ブリテン島(現イングランド)を脱出したケルト系ブリテン人がこの地に住むようになり、 ブルターニュ「ブリテン人の国」と呼ばれるようになりました。 |
●アヴォント・ドゥ・ド・トラベルズ [ Avant deux de Travers ] |
●アン・ドロ [An Dro] |
ブルターニュ地方の小指連手による2/4拍子のライン・ダンス。 |
●ジビディ・ジビダ [ Jibidi Jibida ] |
ブレッキング・ステップや指さしなどのジェスチャーのある楽しい踊り。 |
●デロベ [ Derobee ] |
●リデー [ Ridee ] |
●ル・バル・ド・ジュゴン [ Le Bal de Jugon ] |
バルソビアナ・ポジションで踊られるカップル・ダンス。 |
●2008-11-22-000 |