チェコ







Czech
国 名 チェコ共和国
「チェック人」の意味。
首 都 プラハ
人 口 1028万3762人(2000年推計)
面 積 7万8864km2
民 族 チェコ人
言 語 チェコ語 (公用語)
宗 教 カトリック





●チェコについて
 ヨーロッパ中部の共和国です。
 ボヘミア地方とモラビア地方とからなります。
 中世末、ボヘミア王国が繁栄。
 第一次大戦後スロバキアと合併してオーストリア‐ハンガリー帝国から独立、
 チェコスロバキア共和国となり、93年、スロバキアと分離して、チェコ共和国となりました。


●フォークダンスの分類
 チェコの踊りは、2/4拍子、3/4拍子、3/8拍子が多く、
 3拍子系が中心で、ゆっくりとしたテンポのソウセツカ [Sousedska] が代表的です。
 1830年代のボヘミア南部および中部で ワルツから生まれたポルカ(プールカ) [Pulka] は、
 2/4拍子で踊られますが、その普及によって、
 ボヘミアでもオブロチャーク [Obrocak] などの2拍子系の踊りが盛んになっていきました。
 同じ頃盛んになった踊りに、ゆっくりとした3/4拍子のレイドヴァーク [Rejdovak] があります。
 このほか、チェコに広く知られている輪舞にトチヴィー [Tocivy] と呼ばれるものがあります。

●オブロチャーク [Obrocak]
 2/4拍子。
 バウンスをしながらピヴォット・ターンを行う踊り。

●カラマイカ [ Kalameyka ]
 シングル・サークルの踊り。

●ソウセツカ [Sousedska]
 3/4拍子のカップル・ダンス。

●ツォーファヴァー [Cofava]
 3/4拍子のモラビア、ハナ地方の踊りです。
 ゆっくりとしたテンポの歩くような踊りで、ハナ地方では最も古い踊りの一つです。
 2人あるいは3人の踊り手が、前後に行きつ戻りつしながら優雅に踊られます。
 このツォーファヴァーは、元来はハナの踊り、即ちハナツカーと呼ばれていました。
 この名称の舞曲は、既に17世紀のクラヴィコード曲集に、
 「ハンナチカ」「ハンナコ」「アリア・ハンナコ」などという名称で見出されます。
 この時代にツォーファヴァーは、市民・貴族階級に浸透し、
 モラビアをこえて18世紀末にはウィーンの宮廷でも踊られるようになっていきました。
 また、同時に婚礼などの民俗儀礼などに際しても盛んに踊られるようになりました。

●トチヴィー [Tocivy]
 輪舞。

●ポルカ(プールカ) [Pulka]
 1830年代のボヘミア南部および中部で、ワルツから生まれた2/4拍子の踊りです。
 チェク・ポルカとも言い、基本となるポルカ・ステップには2種類があります。
 一つは、通常の最初のホップをせずにリープ・ラン・ランと踏み、
 もう一つは、最初のホップのかわりにライズをする、という踊り方です。

 ○ドードレブスカ・ポルカ [ Doudlebska Polka ]
  非常に楽しいポルカの踊りです。
  ドイツのシュターン・ポルカと酷似していますので、昔は広範囲で踊られていた踊りだと言えます。
  日本のFD界でもよく踊られています。

●レイドヴァーク [Rejdovak]
 3/4拍子。


●ア・ヤ・ゾ・サリサ [ A Ja Zo Sarisa ]
 モラビア地方の踊りです。
 ラインからサークルに隊形が変わる踊りで、リズムも3拍子から2拍子に変わります。

●タンツァイ・タンツァイ・ヴィクルサイ [ Tancuj Tancuj Vykrucaj ]

●トロヤック [ Trojak ]
 男性一人、女性2人の三人の踊り。

●フラーン [ Hulan ]


●2008-11-22-000