フォークダンス用語集


 リ
●リープ [ Leep ]
 左足で跳び、一度両足を空中に浮かし、右足で着地して体重をかけること。溝などをとびこえる要領。

●リープ [ Leep ]
 スコットランド。ハイランド・ダンス。
 第5ポジション、両足のボールに体重をかけた状態より跳び上がり、両足を空中で開いて、第2空中ポジションにする。着地は両足ボールの第5ポジション。

リール [ Reel ]
 リールは、4/4拍子、2/2拍子、2/4拍子の拍子で、8分音符を使い、各小節の1拍目と3拍目にアクセントが置かれる。

○リール [ Reel ]
 スコットランド
 ジグ、ストラスペイ、ワルツと並ぶ4大スコティッシュ・カントリー・ダンスの一つ。
 リール・オブ・スリー、リール・オブ・フォー、リール・オブ・エイトなどのフュギュアのこと。

 アイルランド
 リール・タイムで踊られる踊りのこと。リール・タイムとは、手をつないでグルグルと回る踊りのこと。

○リゴドン [ Rigaudon ]
 17世紀、フランスのプロヴァンス地方で流行した踊り。

●リズム [ Rhythm ]
 音楽の基本的要素の一つ。
 有音と無音、音量の強弱、さらに各々の時間配分といった構成要素を複雑に組み合わせたもの。
 同じ3拍子でも、メヌエットにはメヌエットのワルツにはワルツのリズムがある。

●リド
 ハンガリーのステップ。リダともいう。
 ウォークの変形であり、クローズド・リドとオープン・リドがある。
 いずれも円内を向いたままで側進するステップである。

 クローズド・リドの場合は、次の様に行なう。
 両膝を軽く曲げて右足を左足の前にクロスしてステップ(ct.1)
 左足ボールを左横にステップし、両膝を伸ばす(ct.2)
 ダウン・アップの動きになる。

 オープン・リドの場合は、次の様に行なう。
 左足ボールを左横にステップし、両膝を伸ばす(ct.1)
 両膝を軽く曲げて右足を左足の前にクロスしてステップ(ct.2)
 アップ・ダウンの動きになる。

●リバース・ライン・オブ・ダンス [ Reverse Line of dance ] [ RLOD ]
 LODの逆方向。逆LOD。
 時計回りの方向。
 サークル、またはセットの中心に右肩を向けた時に、顔の向いている方向。

○リバーダンス [ Riverdance ]
 アイリッシュ・ステップダンスやアイルランド音楽を中心とした舞台作品のことで、アイルランドに伝わる神話や伝承、飢饉等によりアメリカへの移民を余儀なくされたアイリッシュ・アメリカンの歴史、および多様な民族との交流をモチーフとしている。

●リフト [ Lift ]
 右足に体重をかけたまま、右ヒールを上げること。
 ライズともいう。

 
●リフト [ Lift ]
 男性が、両手でパートナーを持ちあげること。
 女性は跳びあがる。

●リュート [ Lute ]
 撥弦楽器の一種で、主に中世からバロック期にかけてヨーロッパで用いられた古楽器群の総称。ひとまとめにしてリュート属とも呼ばれるこれらの楽器群には時代や目的によってさまざまな形態のものがある。
 元来はアラビア起源の楽器が中世にヨーロッパに伝来し独自に発達し、リュートの原型となったと考えられている。 よく似た外見で現代もアラビア文化圏で用いられている楽器であるウード (oud) と同じ起源をもつとされ、また日本や中国の琵琶とも祖先を同じくする。リュートやウードの名前は「木」を意味するアラビア語のアル・ウードに由来するとされてきた。

●リール・オブ・スリー
 指定された3人が、8の字を描いて回ること。
 縦に並んだ3人を順に、A、B、Cとし、最初はAとBが向かい合い、CはBと同じ方向を向く。
@BとAが前進し、右肩をすれ違う。Cは少し前進。
AAとCが前進し、左肩をすれ違う。Bは端でCWに回る。
BCとBが前進し、右肩をすれ違う。Aは端でCCWに回る。
CBとAが前進し、左肩をすれ違う。Cは端でCWに回る。
DAとCが前進し、右肩をすれ違う。Bは端でCCWに回る。
ECとBが前進し、左肩をすれ違う。Aは端でCWに回る。
以上で元の位置に戻る。
左肩すれ違いから始めることもある。