ハ |
●パートナー [ Partner ] |
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カップルで踊る場合の異性の相手のこと。 |
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●ハープ [ Harp ] |
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弦鳴楽器のひとつで、指で奏でるため撥弦楽器に分類される。起源は、前3000年ごろのメソポタミアやエジプトにさかのぼる。竪琴(たてごと)。 |
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●ハーモニカ・ステップ |
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イスラエルのホラ系の踊りに出てくるステップ。
右足を左足の前に交差してステップ (ct.1)、左足をその場にステップ (ct.2)、右足を左足のそばにステップ
(ct.3)、右足でホップ (ct.4)。次は左足から。 |
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○バール [ Bar ] |
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トルコ、アルメニアのチェーン・ダンス。 |
アナトリア東部地方〜アルメニアで踊られている踊り。 |
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●バーン・ダンス [ Barn Dance ] |
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イングランド。 |
地方の社交ダンス。田舎の踊りなどの意味。 |
バーンとは、「納屋」のことで、もともとは納屋で踊られていたものと思われる。
一般庶民に普及した踊りで、すぐに誰でも楽しく踊れるもの。隊形も、サークル、ロングウェイ、スクエア、デュープル・マイナー、チェーンなど色々ある。
週末の夜は、集会し、バーン・ダンスを楽しんだ。 |
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○パイドゥシュコ [ Pajdusko ] |
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ブルガリア発祥のチェーン・ダンス。 |
5拍子系(2+3)で、跛行的に踊られる。
パイドゥーシュコとは、「酔っぱらい」のこと。
パイドゥーシュコは、セルビア、ルーマニアと近いブルガリア西部のモンタナ地方ミジア[Mizia]から起こり、ブルガリア全土、マケドニア、ギリシャで踊られる様になった最もポピュラーなダンスの1つである。 |
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○ハイランド・ダンス [Highland dance] |
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スコットランド。 |
本来は、軍人の踊りだったが、現在では一種の芸術舞踊として、ステージなどの見せる踊りとして人気がある。
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○ハイランド・フリング [Highland Fling] |
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スコットランド。 |
ハイランド・ダンスの基本的な踊りで、ハイランド・ダンスはフリングに始まり、フリングに終わるといわれる。 |
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●バウ [ Bow ] |
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男性のあいさつ。
両足をそろえ、膝を伸ばして立ち、上体を少し前に傾け、左手は腰の後ろで曲げ、右手は腹の前で肘から先を水平に保ちながら、相手と顔を見あう。
これは、相手に対して剣を抜きませんという、あいさつの仕方の名残だといわれている。 |
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○パヴァーム [ Pavane ] |
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フランス。 |
16世紀に流行した行列舞踊。ゆるやかな踏み踊り。 |
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●バウンス |
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セルビアなど。 |
両足に体重をかけ、膝をゆるめ、ヒールを浮かした状態から、ヒールを床につけすぐに浮かすこと。
はずむ様な動作である。 |
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○ハサピコス [ Hasapikos ] |
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ギリシャのナショナル・ダンスのひとつ。
「肉屋の踊り」という意味。 |
ハサピコスの特徴
@リーダーのないライン・ダンスである。
A本来は男性によるT-ポジションの踊りであったが、現在は女性も踊る。
Bスピードにより、3つのタイプがある。 ゆっくりした「バリ・ハサピコス」、速い「ハサポセルヴィコス」、ゆっくりした踊りから徐々に速くなっていく「シルタキ」がある。 |
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○ハサポセルヴィコス [ Hasaposervikos ] |
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ギリシャ。 |
ハサピコスの内、速いものを指す。本来はこちらの方をハサピコスと呼んでいたが、ゆっくりとした方の踊りが流行し、こちらの方をハサポセルヴィコスと呼ぶようになった。 |
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○ハシデック [ Chassidic ] |
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イスラエル。 |
18世紀に東ヨーロッパのゲットー(ユダヤ人強制居住地)に発達したハスディーム(ユダヤ教の一派)の人々の踊り。
神への熱烈な礼拝は、喜悦を伴う恍惚状態中に、多彩な歌と踊りになって表現されるため、酔いしれたムードで踊られる。
一歩一歩を踏みしめる様な感じでステップし、身体全体で調子をとりながら踊る。
腰をおとし、膝をゆるませ、上体をうしろにややそって少し上を見るようなスタイルである。
一拍一拍にアクセントのあるリズムに合わせて、バウンシーに上下動を行う。
祈りのポーズなどの宗教的な動きが盛り込まれている。 |
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●パス [ Pass ] |
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イングリッシュ・カントリー・ダンス、スコティッシュ・カントリー・ダンス。 |
通過すること。
特に指示がなければ、向かい合った人と右肩で通り過ぎ、相手の位置に行くこと。 |
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●バズ・スイング |
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バズ・ステップによる特殊な回転歩法であり、フォークダンスではよく用いられる。通常、クローズド・ポジションに組んで、互いに右足の小指を接近させ、右足前方・左足後方の形で、右足を回転軸として左足を少しずつ左へ移動させて、その場で
CW に回転する。
なお、左足を中心にCCWに回ることもある。
通常4呼間で1回転するが、これより速く回ることも、ゆっくり回ることもある。 |
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●バズ・ステップ |
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右足を CWに回転するように、左足前にステップ (ct.1)、すぐ左足を左斜め後ろにステップ
(ct.&) |
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○バスダンス [ Basse Danses ] |
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フランス。14世紀に流行した踊り。 |
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●バック・ツゥ・バック [ Back to Back ] |
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イングリッシュ・カントリー・ダンス。
向き合った2人が、やや斜め左に進み右肩パスする。
続いて右横に進み、背中をすれ違え、左肩パスで後退する。
通常は、8ステップで行なう。
ドー・シー・ドー [Do-Si-Do] と、ほぼ同様の動きであるが、三角に動く。 |
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●バック・ホールド・ポジション [ Back Hold Position ] |
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●ハツゲンガッキ [ 撥弦楽器 ] |
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何らかの方法で弦をはじく(撥)ことによって音を出す楽器の総称。 |
(例)ウード、ウクレレ、ハープ、ギター、月琴、シタール、バンジョー、バラライカ、ベース、マンドリン、リュート、リラ、チャランゴ、箏、大正琴、琵琶、三味線 など。 |
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●バランス・バック [ Balance Back ] |
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イングリッシュ・カントリー・ダンス。 |
後方へのシングル。 |
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●バックワード [ Backward ] |
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後方へ。 |
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○パッサカイユ [ Passacaille ] |
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スペイン。 |
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○バッロ [ Ballo ] |
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イタリアの踊り。 |
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●パ・デ・バスク [ Pas De Basque ] |
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多くの方法があるが、通常用いられるのは次の通りである。
@右足を右にリープ (ct.1)、右足の前 第5ポジションに左足をステップ (ct.&)、右足で左足をカット(ct.2)。左足から同様に行なう。
A右足を右にリープ (ct.1)、左足を右足のそばにステップ (ct.&)、右足をその場にステップ
(ct.2)。左足から同様に行なう。
B右足を右にリープ (ct.1)、左足を右足のそばにタッチ (ct.&)、ホールド(ct.2)。左足から同様に行なう。
3/4拍子の場合は均等歩。
パ・デ・バーともいう。 |
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●パ・デ・バスク [ Pas De Basque ] |
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スコティッシュ・カントリー・ダンスのステップで、パ・デ・バーともいう。
リール、ジグの踊りの時に用いる。
通常、誰かと向かい合って行われ、右・左のステップがセットになっている。
準備として、右足を右斜め前に低く伸ばして上げる (ct.&)
右足をその場にリープ (ct.1)
左足を右足の前第3ポジションにステップ、この時つま先の先端を床に着け、スタンプ(はんこ)を押すようにボールに体重をかけていく。左足の踵は、右足の甲の上になる
(ct.2)
右足を左足の後ろ第3ポジションにステップし、同時に左足を左斜め前に低く伸ばして上げる (ct.3)
以上で右足からのパ・デ・バスクを終了し、次に左足からのパ・デ・バスクに移る。
すなわち、上記の (ct.123) のステップを左足から逆に行なう。
・・カウントは、2呼間を3等分したものを(ct.1)とした。
★パ・デ・バスクの注意点
@2ビート・パ・デ・バーにならないようにする。
パ・デ・バーは、スリー・ステップのような (QQS) ではなく、2呼間を3等分にした3ビートで踊る。しかし、慣れるまでは、3ビートでステップを踏むことは難しい。修得した人と共にステップを踏んで、身体で覚えることが望ましい。
A足の開く角度の90度を維持する。
スコティッシュの膝・足の開く角度は90度である。
自分では、90度に開いているつもりでも、実際は60度位であったりする。一度、雑誌などのかどを使って、はかってみると実感できると思うが、90度という角度は思ったよりも開いた角度である。
斜め前に足をのばす時などは、むしろ横に伸ばす位の感覚で踊った方がいい。
B体重の移し変えをきちんと行なう
3つのステップは、きちんと体重移動する。
また、ステップはボールまたはトーで行なうので、ヒールを床につけることはない。
Cつま先まできちんと伸ばす
斜め前に伸ばした足は、つま先まできちんと伸ばす。足首で足を曲げない。太ももからつま先までのラインが 一直線になるようにするため、足を伸ばす時は、足の甲から上げる感じで行なう。
D右、左に移動せず、その場で動作する。 |
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○バトゥータ [ Batuta ] |
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ルーマニア。 |
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○ハニオティコス [Haniotikos] |
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ギリシャ、クレタ島の踊り。 |
クリティコス・シルトス(Kritikos Syrtos)とも。
クレタ島のハニア地方のシルトスである。
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○パバーン [ Pavane ] |
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イタリア。 |
16世紀に流行した、ゆっくりとした優雅な4拍子の踊り。 |
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○ハバネラ [ Habanera ] |
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キューバの音楽と踊り。 |
キューバ音楽の最も古い大黒柱で、世界中に送り出された最初のキューバ舞曲である。
キューバの首都であるハバナで生まれた。
イギリスのカントリー・ダンスが起源で、フランスでコントルダンスとなり、ハイチ革命の際に海を渡ってハイチへ、そしてお隣のハバナにわたり、ハバネラへと変化した。
その後、ヨーロッパに逆輸入され、ハバネラは大流行し、ビゼーはカルメン(恋は野の鳥 L'amour
est un oiseau)の中でも取り上げている。
ハバネラのリズムは、1拍目で大きく跳ねるような感じを持ち、アルゼンチンのタンゴに影響を与えている。 |
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○ハライ [ Halay ] |
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トルコ。 |
アナトリア中南西部地方で踊られている踊り。 |
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○ハラヴォード [ Khorovod ] |
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ロシア、ウクライナ。 |
ホロヴォードとも。
ハラは、ギリシャのコロスが語源で、「コーラス」の意味。ヴォードは「行う」の意味。群舞。
本来は、一連の農耕暦の行事と関連していた。春の予祝の儀礼とか、農作業の順序を教える教育的な意味を持っていた。
近代のハラヴォードは本来の機能を完全に失ったわけではないが、19世紀に民俗学者が研究を始めた時には、それが様式化し、遊戯化して残っていた。
ハラヴォードの典型的なはやし言葉は、「リューリ、リューリ」である。 |
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○ハラベ [ Jarabe ] |
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メキシコ。 |
ハラベとは、カクテルのこと。 |
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●バランス [ Balance ] |
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前後、または左右の対になった動作をいう。 |
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○バリ・ハサピコス [ Vari Hasapikos ] |
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ギリシャ。 |
ハサピコスの内、ゆっくりとしたものをいう。 |
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●バルカン・ベーシック |
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バルカン地方のチェーン・ダンスに共通するベーシック・ステップのこと。 |
LODに3歩進み、1歩戻るというパターンである。ステップのパターンは同じでも、地方により、民族により、踊りによって、ステップのしかたは異なる。 |
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(ステップの一例) |
円内向き。右足を右横にオープン・ステップ (ct.1)、左足を右足にクローズ・ステップ(または右足の後ろに左足をクロスしてステップ) (ct.2)、右足を右横にオープン・ステップ (ct.3)、右足でホップし、右足を前にキック (ct.4)、左足を左横にオープン・ステップ (ct.5)、左足でホップし、右足を前にキック (ct.6) |
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(踊りの例) |
ギリシャ・・・ハサポセルヴィコス、ゾナラディコス、ガイダ、トラタ |
マケドニア・・・レスノト |
ブルガリア・・・プラヴォ・ホロ |
ルーマニア・・・スルバ |
ウクライナ・・・アルカン |
イスラエル・・・ホラ |
トルコ・・・ホラ |
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○バルソビアナ [ Varsovienne ] |
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ポーランド・ワルシャワで、19世紀に流行した踊り。 |
マズルカの変化形。 |
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●バルソビアナ・ポジション |
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パートナーと同一方向を向く。
どちらかが斜め後ろに立ち、右手どうし、左手どうしを肩の高さ付近でつなぐ。通常は女性が前に立つが、男性が前に立つこともある。
(例)オクラホマ・ミクサー |
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○バレエ [ Ballet ] |
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フランス。 |
イタリアのバレッティがフランスに渡り、バレエ [Ballet] と呼ばれる。 |
ルイ14世は、熱心なダンス愛好者であり、彼のダンス教師のボーシャンによりダンスの研究がされた。彼は、ダンスの足の5つのポジションを設定したことでも有名である。また、ルイ14世は、バレエの研究、発展にも大いに貢献している。 |
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○バレッティ [ Balletti ] |
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イタリア。 |
15世紀にフォークダンスのバッロをベースに歌と踊りを統合してできたもの。 |
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○バロス [ Ballos ] |
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ギリシャ。エーゲ海諸島のカップルの踊り。 |
男女がはじめにシルトスをチェーンで踊り、次にカップルに分かれてシルトスのステップでバロスを踊る。
男性はハンカチの端を左手で持ち、女性は右端を持ちます。互いの手は触れません。
元々、男性は女性に気軽に近づけなかった頃に男女が接近できるように作られた踊りである。
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●ハンガリアン・ターン・ポジション |
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パートナーと向かい合う。互いに右手でパートナーの左腰を支える。
あいた手は上げる。左右反対の体形もとれる。
このポジションは、ハンガリーの踊りにはほとんど出てこないが、イスラエルの踊りにはよく出てくる。
イスラエリ・ターン・ポジションともいう。 |
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●バンジョー・ポジション |
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クローズド・ポジションに組み、互いに少し左にずれ、右腰を近づける。 |
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●ハンズ・アクロス [ Hands Across ] |
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イングリッシュ・カントリー・ダンス、スコティッシュ・カントリー・ダンス。 |
右手、または左手を結び、3人または4人が手を集めて顔の向いた方向に進むこと。
3人の場合をスリー・ハンズ・アクロスといい、4人の場合をフォー・ハンズ・アクロスという。 |
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○ハンボ [ Hambo ] |
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スウェーデンの3拍子の回転舞踊。 |
ハンボの名は、ドイツのハンブルクの訛ったもの。 |
スウェーデンの首都ストックホルムで踊られるハンボはゆっくりとした滑らかな室内用で、田園地域で踊られているものは、激しく、テンポが速い。 |
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