フォークダンス用語集


 ト
●ドー・シー・ドー [ Do-Si-Do ]
 2人が向かい合う。互いに前進し、右肩をすれ違って通り過ぎ、背中合わせのまま右に進み、左肩をすれ違って後退して元に戻る。
 ドー・サー・ドー [Do-Sa-Do] ともいう。

○トーバ [ Taba ]
 ボリビア。伝統的な仮面舞踊。

●ドー・パー・ソー [ Do-Pa-So ]
 サークル上で行なう動作で、パートナーと左手をとりあって1回転し、次にコーナーと向き合って右手で1回転し、また元のパートナーと左手をとるまでをいう。

○ドア踊り
 アイルランドのソロ・ダンスの一つ。
 ハーフ・サイズのドアの上で踊るもの。ドアの4角にはコップに入ったビールが置いてあり、そのビールをこぼさずに踊る。

●トゥ [ Toe ]
 つま先のこと。

●トゥゲザー [ Together ]
 一緒に、ともに

○トチヴィー [ Tocivy ] 
 チェコ。輪舞。

●トップ [ Top ]
 ロングウェイズの踊りで、正面側のこと。ヘッドともいう。

○トラタ [ Trata ]
 ギリシャ。中央ギリシャ〜エーゲ海諸島
 トラタは、メガラのイベントで2年ごとに踊られている伝統的な踊りである。イベントは、オスマン・トルコ支配下にあった頃に建設された教会を記念して行われる。建設の成功を喜び、建設に携わった人々を讃えて踊られた。
 元々は漁師の踊り。途中ネットを引く動きが出てくることからもそのことが理解できる。漁師たちの大漁の喜びと功をねぎらっての踊りだった。
 踊りは、ネットを引く動きとネットを編む動きで構成されている。
 2/4拍子、フロント・バスケット、女性の踊り。

●トラベリング・ステップ [ Traveling Step ]
 スコティッシュ・カントリー・ダンス。
 ストラスペイの移動の際のステップ。
 左ひざを少し曲げて、右足を伸ばしながら前にステップ (ct.1)、左足を右足の後ろ第3ポジションにクローズ (ct.2)、この時両足のひざが伸びる。右足をさらに前にステップ (ct.3)、最初のステップよりも小幅で、左足のひざは曲げずに伸ばす。左足をひざを曲げ、右足のくるぶしの横を通り、前方に伸ばしながら右足で小さくホップする (ct.4) 。

○トリティ・プティ [ Trite Pati ]
 ブルガリア、トラキア地方のチェーン・ダンス。
 3回の意味。3つのステップのこと。東トラキア地方の踊り。
 2/4 拍子 (Q+Q+S) (1+1+2) のリズムで、素早いステップで踊る。
 「トラキア地方の踊り」の後半は、トリティ・プティである。

●トリプル・サークル [ Triple circle ]
 円径上で横に並んだ3人1組を単位とする多数の組でつくった3重円。
@全員がLODを向くもの。
A2組が向かい合う。

○ドルメシュ [ Drmes ]
 クロアチア。
 コローのひとつで、全身を振るわせる様に踊る。ハンガリーの影響による。

○トレイ・パジェステ [ Trei Pazeste ]
 ルーマニア、オルテニア地方の踊り。

○トロパンカ [ Tropanka ]
 ブルガリア、ドブルジアの男性舞踊。
 農民の踊り。手を振り、足を踏みならして踊る。

●トロポリ
 ブルガリア、トラキア地方のステップ。別名「チェスト」
 6/8 拍子で、ステップ、ステップ、ステップ、スタンプを行う。

●トワール [ Twirl ]
 男性が上げた腕の下を女性が回ること。
 
○トンデーロ [ Tondero ]
 ペルーの音楽と踊り。
 マリネラと同様にサマクエカがルーツであるが、トンデーロにはより強い黒人舞踏的要素が残っている。トンデーロは通常マリネーラと同列に扱われることが多く、マリネーラと同様にペルー北部で盛んである。